2026年度

さとやまで開催されたイベントの報告(2026年4月)です。2022年3月以前はこちら

2026/04/05

道ばたの野草(参加17名)

昨年に続き、NPO自然観察大学の小幡 和男 先生を講師に、道ばたの野草観察会を行いました。
おおたかの森センター周辺の植え込みでは、カントウタンポポとセイヨウタンポポを比べて観察しました。萼(がく)のように見える部分は、苞(ほう)と呼ばれ、カントウは苞がすぼんでいるのに対し、セイヨウの苞は開いています。さらに花を縦に半分に切ってみると、小さな花がたくさん集まってできていることがわかりました。同じ植え込みには“つくし”が出ていました。つくし(胞子茎)の根を掘ると、側に生えていたスギナ(栄養茎)と繋がっていることがわかりました。スギナ(つくし)はシダ植物で、表面に見える六角形の袋(胞子のう床)の裏から胞子を飛ばします。次にヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)とスズメノエンドウを比べて観察しました。ヤハズは花や葉が大きく、サヤ(果実)は熟すと真っ黒になります。一方、スズメは花の柄が長いことがわかります。
次に柿園横の草地へ移動し、オランダミミナグサとコハコベの花を比べてみました。どちらも小さな白い花で、オランダミミナグサの花弁は5枚、コハコベの花弁は10枚に見えますが、コハコベは1枚の花弁が2つに分かれて見えるだけでした。さらに、クサノオウとトウダイグサの茎を折ってみると、クサノオウからは黄色い汁が、トウダイグサからは白い汁が出てきました。どちらも有毒で、触ると皮膚がかぶれる可能性があります。ほかにも、ハルジオンとヒメジョオンのロゼット、ゲンノショウコとアメリカフウロの葉など、似た植物を比べて観察しました。
市野谷の森の中に入るところでは、ヒサカキやアオキの雄花と雌花、ウラシマソウなどを観察しました。ウラシマソウは若い株では雄ですが、栄養状態が良くなって大きくなると雌になるという性転換する植物です。花を包む苞からは釣り糸のような付属体が出ているので、浦島太郎の連想からこの名前が付けられました。
森の奥では、よく似たジャノヒゲとヤブランの根を掘って観察しました。ジャノヒゲの根の膨らんだ部分は麦門冬(ばくもんとう)という漢方薬になるそうです。ほかにも、葉の上に花が咲くハナイカダや猛毒のツクバトリカブトなども観察することができました。

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カントウタンポポとセイヨウタンポポを比べてみます

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小幡 先生とヒサカキの花を観察

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アオキの花について解説する小幡 先生

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ウラシマソウを見つけました

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地面から抜いたスギナ(栄養茎)とつくし(胞子茎)

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ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

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オランダミミナグサとコハコベ

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ゲンノショウコとアメリカフウロ

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クサノオウ

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トウダイグサ

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ウラシマソウ

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ヤブランとジャノヒゲ

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ハナイカダ

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ツクバトリカブト(芽生え)